atelier secret response

文通に使用する便せん/封筒の自作品、デコレーションをアップしています。

トレーシングペーパーを扱うコツ

トレーシングペーパーをレターセット作りに使用する場合、
コレを覚えておくと、少しはキレイに作れるかもしれません。
今回はそういう話をひとつ。
トレーシングペーパーは紙ではありますが、製法が特殊なので、
普通の紙と同じように扱えない部分が多いです。
(厚みがあればある程顕著です) まず気にして欲しいのは、
紙の重さですね。これはどういうコトかといいますと…

画像下に数値が書いてありますが、コレが紙の重さになります。
数値が高いほど、トレーシングペーパーの場合は厚みが増します。
(頑丈になる・折り曲げにくくなると考えた方が分かりやすいかも)
画像のトレペは50とありますが、50ではまだ便せんとしては
使いにくい厚みです。40だとグラシンペーパーのような感じでしょうか。
40・50は上からかぶせて文字を書くという使い方が良いですね。
例えばフリーペーパー便せんの様に使う。組み合わせて使い易くなります。

同じ数字でも、紙の種類が違えば比べるコトができなくなります。
数値はあくまでも同一種類の中だけで比較します。
画像の紙は「クロマティコ」というものです。
59と70という数値が出ていますが、わずか11しか違わないのに、
70は折り曲げるのが結構困難です。
59は封筒にピッタリの固さで、市販されている封筒も
大体59ぐらいだと思います。鮮やかな色合いのため、
便せん用途には向きません。(白以外は)

こういうトレペもあります。(模様入りのも結構種類がありますよ。)
アートドリーブシリーズは、数値の高い方でも
割と柔らかめなのですが、折り曲げたときに折り目が
汚く見えてしまうのが難点です。(繊維質が見えるというのかな?)
折り曲げにくいからと言って、カッターで軽く線を入れてしまうと、
パキっと割れてしまうコトもあるので扱いが難しいです。
薄手の方を透明な封筒の目隠しみたいな感じで使うとかわいいですよ。

トレペ封筒を作る場合は、まず折り目をしっかり入れる。
但しカッターで折り目は付けない。
カッターを使用すると、使用した部分から割れます。
あくまでも自分の手で折り目を入れてください。
もうひとつは「テープのり」を使うコトでしょうか。
スティックのり・水のりは粘着力に難有りです
両面テープは粘着力申し分ありませんが、カットするのが意外と面倒。
紙をはくるのも面倒なので、お手軽さと粘着力を考慮すると、
テープのりがいちばん!ドットライナーシリーズは
見た目もきれいなのでオススメです。
画像はドットライナーでのりづけしています。

トレペに文字を書く場合は、油性ペンが一番確実だと思います。
少し乾燥させる時間が必要ですが、ハイテックシリーズや、
スリッチ、SARASA、コフレパレットなどのジェルペンも使えます。
紙の厚みがあまりない場合は、ジェルペンを。
厚みがある場合はジェルペンインクをはじくので
油性ペンや製図用ペンを使用してくださいね。
尚、紙なので色鉛筆は使用可能ですよ。
ざざっと書いてみましたが、画材屋で1枚売りしているものは、
そのまま封筒にも便せんにも使えると思いますので、
色々試してみてくださいね。



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