atelier secret response

文通に使用する便せん/封筒の自作品、デコレーションをアップしています。

書斎館に行ってきました。

【ペンブティック 書斎館 青山】
万年筆を買うのか、ガラスペンを使い続けるのか…
私の中でグラグラ揺れていましたが、最初の計画の通り、
万年筆を導入するコトにしました。ガラスペンだと限界がありますね…。
長時間の筆記はガラスペンだと負担がかかり過ぎると感じました。
歳かな〜? あんまりそうとは思いたくないけれども(笑)。
万年筆はその昔「ペリカーノ」と「ペリカンフューチャー」を
使っていたコトがあるのですが、ペン先が太すぎるので使いにくいと感じ、
いつの間にか使わなくなってしまいました。
(海外の万年筆はペン先が太いというのは後から分かったコトで。)
それがあってここ5年ぐらい万年筆から遠ざかっていました。


去年、パイロットさんから「プレラ色彩逢い」というのが発売され、
これは使ってみたいと密かに思っておりました。
これは安価なモデルなのでカラーインク用にして、それとは別に
普段使いの茶色を使うための、しっかりとしたモデルが欲しいと
考えていました。調べてみると「書斎館」という所はじっくり試筆できると
ありましたので、行ってみようと相成ったワケです。


入り口すぐヨコに、高級限定モデルの万年筆が飾られていました。
中に入るとガラスケース(天井近くまである)にたくさんの万年筆が!
目につくところにはやっぱり高級・限定モデルをかざってありますが、
お手頃な値段(と言っても最低7000円ぐらいから)のモデルも
もちろん置いてあります。ひとしきり見物して、いよいよ試筆へ。
お店の方に声をかけ、気になったモデルを取り出してもらいます。
かざってあるモノがそのまま試筆用になっている様です。
ペン先がいくつかあるタイプは、それも伝えると出してもらえます。
そして店内のカウンターに案内され、いよいよ試筆開始です。


試筆の際、筆記用紙を二種類出してもらえます。
ひとつは上質紙、もうひとつは少しザラッとした便せん向け用紙。
納得行くまで試筆できます。インクがかすれてしまっても、
店員さんがインクを付け直してくださるので大丈夫。
私は10回ぐらい付け直してもらいました。
(ちなみに最初からペンにインクが入っているワケでは無い様です)


試筆していくと、やっぱり合う合わないが出てきます。
店員さんに感想を伝えると、別のモデルを出してくれました。
出してくれたあるモデルが思いのほか書きやすくて!
最終的にはそればかり使っていました。
少し小ぶりなのですが、重みがあり、シンプルなフォルム。
ペン軸からペン先のフォルム、ペン先の付き方が好み。超好み。
今回は予算の都合上購入はしませんでしたが、後日購入予定です。
この日は【プライベートリザーブインク】を購入してお店を後にしました。


今回書斎館さんに行って思ったのは、試筆は大事というコトです。
それも納得行くまで。使っていくうちになじむとはいえ、
ファーストインプレッションは大事だと思うのです。
書いてみて初めて分かるコトだらけで、目からウロコでした。


ちなみに…
木下綾乃さんの「レターブック」で書斎館について書いてありましたが、
現在カラーインクでの試筆はできないそうです。
「色見本でガマンしてください」とのコト。
しかし色見本がとても作りこまれていて、これだけ見ていても
飽きが来ません。というか持って帰りたかったです(笑)。
同じ色(例えば茶色)だけでも、ホントに様々な色味があるのです。
比較できるところがステキでした。


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