atelier secret response

文通に使用する便せん/封筒の自作品、デコレーションをアップしています。

くらざ流 楽しく万年筆を使うための選び方

私が万年筆についてのエントリをアップする様になってから、
興味を持たれた方が若干名いらっしゃるというのを聞きましたので、
その方々向けに、万年筆をどう選べば良いのか…を記します。


万年筆といっても本当にピンきりありますし、
「高い=良い」とは必ずしも言えません。
また、書き味云々についても、全くの初心者が書き味について
判断付けられないと思います。なので、書き味を考慮した選び方は、
最初の1本を購入する際、考えなくて良いと思います。
万年筆は継続して使うコトが大事なので、
最初の1本は「楽しく飽きずに使えるモノ」を選ぶと良いです。


というワケでまずはインクを選びます。
使いたい色を先に決めて、後から万年筆を決めます。
個人差はありますが、大体インクの色と万年筆のボディカラーは
統一する、もしくは近似色にしたくなるケースが多い
からです。
それと、インクはガラスペンやつけペンで使えるので、
万年筆を選ぶ間もお手紙やその他書きモノに使用出来ます。
先に色を決めた方が、結構万年筆もすんなり決まるのです。


カラフルなインクを使いたいなら、パイロットの「色彩雫」や
エルバンのボトルインクが結構色数揃っています。
ちょっとこだわってみたい方は、「セーラー万年筆 インク工房」で、
オリジナルのインクを作ってもらうのも良いですよ。
先にココで使いたい色を作ってもらった方が、
絶対万年筆を使いたくなる=万年筆を選びたくてウズウズすると思います。

自分のオリジナルカラーを使いたくならないってコトは無いですからね。


そして万年筆ですが、見た目で選んで構いません!
書き味は各メーカー調整や「ペンクリニック」で何とでもなります。
柔らかいタッチ・筆圧をかけない使い方をしたい場合は
14K以上のペン先が良いです。
いわゆる「金ペン」ですね。
逆にボールペンの様にカリカリした感じがお好みなら、
1万円以下の安価なモデルでも十分だと思います。
国産メーカーであれば、5000円以下でもステキ万年筆ありますよ。
人気のラミーサファリも5000円以下(コンバーター含む)です。


カラフルなインクを使う場合は、大体3000円〜5000円ぐらいの
万年筆を使う方が多い気がします。渋いインクや青や黒を使う場合は
金ペンを使う使い分けもされています。


万年筆は実際に見て、そして極力試筆して購入するのが良いです。
安いモデルでも試筆用に置いてあるコトもあるので、積極的に利用します。
特に1万円以上のモノ、外国メーカーのモノを購入する場合は、
「思っていたのと違う!」を防ぐためにもです。
実際に万年筆を手に取ると、ちょっとした感動が出てきます。
伊東屋とか丸善とかだと、予算を伝えればその中から選べますし、
私も利用した書斎館さんは、心行くまで試筆ができるのでオススメです。
購入しなくてもお店の方は嫌な顔しないので安心して下さいね。
地方の方も、万年筆の品揃えが多い場所に行けば大丈夫だと思います。


都内もしくは近郊の方であれば、
万年筆選びのお手伝い(?)もできますので、
ご相談くださいませ(とか言ってみる)。
敷居が高いと思われる書斎館も2人以上で行けば大丈夫!?


以上です。もし実際に選ぶ際はこのエントリが頭にほんのり
浮かんで頂ければ幸いです。


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